日本酒好きなら、一度は耳にしたことがある銘酒「十四代」。
山形県村山市の高木酒造が手掛ける日本酒として、全国的に高い人気を誇るブランドです。
そんな十四代に、実は焼酎があることをご存じでしょうか。
その名は、「鬼兜(おにかぶと)」。
オーク樽で長期間熟成させた、アルコール度数40度の本格焼酎です。
そして、この鬼兜には、現在では製造されていない青色のボトルが存在します。
今回は、十四代のもうひとつの魅力ともいえる焼酎「鬼兜」の歴史と、希少な青瓶についてご紹介します。
十四代は日本酒だけじゃない。もうひとつの銘酒「鬼兜」
十四代といえば、芳醇な香りや繊細な味わいで知られる日本酒を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、高木酒造が手掛けてきたお酒は、日本酒だけではありません。
そのひとつが、本格焼酎「鬼兜」です。
鬼兜は、オーク樽で長期間熟成させたアルコール度数40度の焼酎として知られています。
一般的な25度の焼酎とは異なる力強さを持ち、樽熟成による香りや奥行きのある味わいが特徴です。
オーク樽というと、ウイスキーやブランデーを思い浮かべる方も多いかもしれません。
焼酎でありながら、洋酒にも通じる熟成の魅力を楽しめる。
そんな個性的な存在が「鬼兜」なのです。
「蘭引酒」とは? 名前に隠された蒸留の歴史
鬼兜のラベルには、「十四代 蘭引酒」という文字が記されています。
この「蘭引(らんびき)」という言葉、少し聞き慣れないですよね。
実は、蘭引とは昔の蒸留器を指す言葉です。
その語源は、アラビア語に由来する蒸留器「アランビック(alambic)」と関係があるとされています。
日本でも江戸時代には、蒸留に使う器具を「蘭引」と呼んでいました。
蒸留とは、アルコールを含む液体を加熱し、発生した蒸気を冷やして再び液体として取り出す技術のこと。
日本酒が発酵によって造られる醸造酒であるのに対し、焼酎は発酵させた原料などをさらに蒸留して造る蒸留酒です。
「蘭引酒」という名前からは、そんな蒸留文化の長い歴史を感じることができます。
青瓶から古代紫へ。鬼兜が歩んできた歴史
鬼兜の歴史を語るうえで、興味深いのがボトルの変化です。
かつて鬼兜には、深い青色のガラス瓶が使用されていました。
その後、2019年には青瓶から古代紫色の瓶へ仕様が変更されたとされています。
さらに2023年には、「十四代 蘭引酒」としてリニューアルされたと紹介されています。
新たな蘭引酒では、全銅製の蒸留器「アランビック」を使用し、スパニッシュオーク樽で10年以上熟成させるなど、蒸留や熟成へのこだわりが特徴となっています。
旧・鬼兜も樽熟成を特徴とする焼酎でしたが、リニューアルによって新たな個性を持つ蒸留酒へと生まれ変わりました。
つまり、高木酒造の焼酎は、時代とともにボトルだけでなく、製法や表現にも変化が見られるのです。
なかでも青瓶は、すでに製造されていない旧仕様のボトル。
現在、新たに製造される商品として入手することはできず、過去に流通したものに限られます。
このことが、青瓶の希少性を語るうえで大きなポイントとなっています。
なぜ「鬼兜 青瓶」は希少なのか?
希少なお酒というと、生産本数の少なさや限定販売を思い浮かべるかもしれません。
しかし、鬼兜の青瓶には、それとは少し違った希少性があります。
それは、すでに製造されていない旧仕様のボトルであること。
青瓶から古代紫瓶への変更によって、青色の鬼兜は過去の仕様となりました。
現在でも酒類の二次流通市場などで見かけることはありますが、流通するのは過去に製造されたボトルです。
そのため、年月が経つほど、保存状態の良いものや付属品がそろったものを探すことは難しくなる可能性があります。
もちろん、青瓶だから必ず味が優れているというわけではありません。
希少性の魅力は、味わいだけでなく、その時代に造られたお酒であるという背景にもあります。
お酒の歴史やボトルの変遷を楽しむ愛好家にとって、青瓶の鬼兜は興味深い一本といえるでしょう。
ウイスキー好きにも知ってほしい、樽熟成焼酎の魅力
鬼兜のもうひとつの魅力は、オーク樽による長期熟成です。
焼酎といえば、すっきりした飲み口や原料由来の風味を楽しむイメージがあるかもしれません。
一方、樽熟成された蒸留酒は、木樽との接触によって香りや味わいに変化が生まれます。
オーク樽由来の甘い香りや木のニュアンス、熟成による複雑さなどは、ウイスキーやブランデーにも通じる楽しみ方です。
旧・鬼兜も、そんな樽熟成の魅力を持つ焼酎として知られてきました。
ただし、現在の蘭引酒とは蒸留方法や熟成条件などが異なる可能性があり、味わいを同一のものとして比較することはできません。
それぞれの時代に造られた蒸留酒として、その違いに思いを巡らせるのも楽しみ方のひとつです。
焼酎ファンはもちろん、普段ウイスキーを楽しんでいる方にも、国産蒸留酒の奥深さを感じていただけるのではないでしょうか。
高木酒造が手掛ける、希少な蒸留酒をご紹介
日本酒の名門、高木酒造が手掛けた熟成焼酎「鬼兜」。
その中でも、かつて流通していた青色ボトルは、今では見かける機会の少ない旧仕様の一本です。
深みのある青色の瓶と、金色に輝く「鬼兜」の文字。
そして、鬼兜の歴史を受け継ぎ、新たな姿へと生まれ変わった「十四代 蘭引酒」。
どちらも、高木酒造の蒸留酒造りの歴史を感じさせる銘柄です。
おたちゅーリカーでは、これらの商品情報を掲載しています。
それぞれのボトルの違いや歴史を楽しみながら、ぜひご覧ください。
【十四代 蘭引酒 鬼兜 青瓶】
https://hayasakaliquor.jp/products/十四代蘭引酒-鬼兜-青瓶
【十四代 蘭引酒 旧ラベル 40度 720ml】
https://hayasakaliquor.jp/products/十四代-蘭引酒-旧ラベル-40度-720ml-超入手困難
※商品の販売状況は各商品ページをご確認ください。
※20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。お酒は適量を守ってお楽しみください。

